この文献を取り寄せる

このページのリンク

サンジュウロクニン ウタアワセ : エド チュウキ シャホン
三十六人歌合 : 江戸中期写本

データ種別 図書
出版者 [出版地不明] : [出版者不明]
出版年 [1716-1801?]
形態 1軸 ; 36cm
件 名 FREE:藤原, 公任
NDLSH:歌人
NDLSH:三十六歌仙
分 類 NDC9:911.132
書誌ID LT00498895

所蔵情報を非表示


中央貴重書庫(和) 911.132/SA64/2 0110205260003


禁帯出

書誌詳細を非表示

本文言語 日本語
一般注記 柿本人麿の歌句:ほのぼのと明石の浦の朝霧に嶋がくれ行舟をしぞ思. 紀貫之の歌句:櫻ちる木のした風はさむからで空にしられぬ雪ぞふりける. 凡河内躬恒の歌句:いづくとも春のひかりはわかなくにまだみよしのゝ山は雪ふる. 伊勢の歌句:三輪の山いかに待みむ年ふともたづぬる人もあらじと思へば. 中納言家持の歌句:春の野にあさるきゞすのつまごひにおのがありかを人にしれつゝ. 山邊赤人の歌句:わかの浦にしほみちくればかたを波蘆べをさしてたづ鳴渡る. 在原業平朝臣の歌句:世中にたえて櫻のなかりせば春の心はのどけからまし. 僧正遍照の歌句:たらちねはかゝれとてしもむば玉のわがくろがみをなでずや有けん. 素性法師の歌句:見わたせば柳さくらをこきまぜて都ぞ春の錦成ける. 紀友則の歌句:秋風に初雁がねぞ聞ゆなるたが玉章をかけてきつらん. 猿丸大夫の歌句:奥山にもみぢふみ分啼鹿の聲聞時ぞ秋はかなしき. 小野小町の歌句:色見えでうつろふ物は世中の人の心の花にぞ有ける. 中納言兼輔の歌句:人のおやの心は闇にあらね共子を思ふ道に迷ひぬる哉. 中納言朝忠の歌句:あふ事のたえてしなくば中なかに人をも身をも恨ざらまし. 中納言敦忠の歌句:逢見ての後の心にくらぶればむかしは物を思はざりけり. 藤原高光の歌句:かくばかりへがたくみゆる世中に浦山しくもすめる月哉. 源公忠朝臣の歌句:行やらで山地くらしつ郭公今一聲のきかまほしさに. 壬生忠岑の歌句:有明のつれなく見えし別より暁ばかりうき物はなし. 齋宮女御の歌句:琴のねに峯の松風かよふらしいづれのをよりしらべそめけん
大中臣賴基の歌句:一ふしに千世をこめたる杖なればつくともつきじ君がよはひは. 藤原敏行朝臣の歌句:秋きぬとめにはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる. 源重之の歌句:風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふ比哉. 源宗于朝臣の歌句:ときはなる松のみどりも春くれば今一しほの色まさりけり. 源信明朝臣の歌句:あたら夜の月と花とをおなじくは心しられん人にみせばや. 藤原淸正の歌句:天津風ふけひの浦にゐるたづのなどか雲井にかへらざるべき. 藤原興風の歌句:契けむ心ぞつらき七夕のとしに一度あふは逢かは. 淸原元輔の歌句:音なしの河とぞつひにながれ出るいはで物思ふ人の涙は. 坂上是則の歌句:みよし野の山の白雪つもるらし故郷さむく成まさるなり. 藤原元眞の歌句:夏草はしげりにけりな玉ほこの道行人もむすぶばかりに. 三條院女藏人左近の歌句:岩橋のよるの契も絶ぬべし明るわびしきかづらきのかみ. 藤原仲文の歌句:有明の月のひかりをまつほどにわが世のいたくふけにけるかな. 大中臣能宣朝臣の歌句:千とせまでかぎれる松もけふよりは君にひかれて萬世やへん. 壬生忠見の歌句:戀すてふわが名はまだき立にけり人しれずこそ思そめしか. 平兼盛の歌句:くれて行秋のかたみにおく物は我もとゆひの霜にぞ有ける. 中務の歌句:秋風の吹につけてもとはぬ哉荻の葉ならば音はしてまし
複製
木箱入
欠:源順の歌句(水のおもてにてる月なみをかぞふれば今夜ぞ秋のも中成ける)
志香須賀文庫蔵本

 類似資料